さらに用途地域に該当し、建ぺい率が指定されている場合は、建ぺい率を考慮した広さの土地が必要です。また土地は広いほど固定資産税も高額になります。
都心部など利便性の高いエリアに住みたい場合は、広い土地が必要な平屋を選ぶと土地取得にかかるコストが高くなる点に注意しましょう。
参考元:厚生労働省「住生活基本計画における居住面積水準」>>参考コラム:福岡市の住宅ローン・金利まとめ!注文住宅に欠かせないローン選びのポイント
周囲の環境によって日当たりや風の通りが変わる
平屋での快適な暮らしは周囲の環境に大きく影響されます。高い建物に囲まれた平屋は、日光が入りにくかったり、風通しが悪くなったりするケースも。平屋を建てるときは、土地の周囲の環境に注意しながら、日当たりや通風を工夫する必要があるでしょう。
土地の日当たりの環境によっては、太陽光パネルを設置したものの思うように日光が入らず発電効率が悪いといった可能性も考えられます。太陽光パネルを設置する際は、メーカーや工務店と相談し、取付位置や角度をしっかりと調整しましょう。
プライバシーの確保を考える
平屋は居住スペースが全て1階にあるため、道路や周囲の建物から見えやすくなります。プライバシーを確保するために、土地を購入する前に人や車の往来がどの程度あるかを確認し、視線を遮るような家の配置や構造、窓の位置やサイズを考えましょう。
防犯面に注意
先に挙げたプライバシー確保のために視線を遮る構造にするということは、不審者の侵入が周囲から見えづらくなることにも繋がってしまうという側面があります。また一般的に不審者は、2階以上の出入り口より1階の出入り口からの侵入が多いとされています。ワンフロアに部屋が収まる平屋はすべての開口部が1階にあるため、侵入経路が多いともいえるのです。
そのため、センサー付きライトの設置や音が鳴る砂利を敷くなど、不審者が侵入しづらい状況をつくることが大切となります。窓に防犯ガラスにする、面格子を取り付けるといった方法もおすすめです。
平屋の注文住宅の実例から間取りを考えよう
伝統的な日本家屋が多かったかつての平屋づくりと異なり、近年選ばれている平屋はモダンでおしゃれな雰囲気の住宅が多くなっています。コの字型やロの字型で中庭を楽しむ住宅や、天井を高くした勾配のある屋根の平屋も人気です。ここからはR+houseの実例を紹介しながら、平屋の間取りに注目してみましょう。
インナーテラスのある平屋の家
こちらは道路に面した平屋注文住宅の実例です。道路から見える壁の窓は最小限に抑え、視線を遮る工夫を施しています。建物は敷地の2辺に沿った構造です。リビング横に広々としたインナーテラスを設け、外からのぞかれる心配をせずにプライベートで開放的に過ごせる空間をつくっています。
>>施工事例:インナーテラスのある平屋の家
土間と中庭で外とつながる平屋の家
モダンなデザインがおしゃれな平屋住宅。道路に面した壁に窓を設置せず、周囲の視線を遮る構造です。玄関を入ると長い土間の廊下があり、中庭との行き来がしやすいつくり。大開口の掃き出し窓の向かいには、中庭や室内の目隠しになる塀を建て、プライバシーを確保しています。
>>施工事例:土間と中庭で外とつながる平屋の家
福岡市・糟屋郡で平屋を建てるならどこ?おすすめのエリアと坪単価を紹介
ここからは実際に福岡市や糟屋郡で平屋を建てたい方に向けて、おすすめエリアと目安となる坪単価を紹介します。
福岡市東区
福岡市の行政区で最も人口が多く、自然豊かで住みやすい福岡市東区。イオンモール香椎浜やアイランドアイといったショッピングモールに加え、スーパーや商業施設も豊富です。JR、西日本鉄道、地下鉄が利用でき、バスも多く走っていて、都心部への交通の利便性も高い街です。都市高速のインターチェンジは10か所あり、県内の主要都市や福岡市内への移動も便利。2024年の土地公示価格における福岡市東区の坪単価平均は423,847円で、福岡市では最も土地相場が低いエリアといえます。福岡市内で平屋を建てたい方には、おすすめのエリアといえるでしょう。
参考元:地価公示・地価調査「地価公示 [福岡県] 福岡市東区 (2024年)」
福岡市南区
福岡市南区は博多、天神といった都心部までアクセスしやすい街。JRや西日本鉄道を利用すれば、通勤や通学、お出かけに便利なエリアです。大橋駅周辺には多くの商業施設があり、便利に暮らせます。区の南側には油山牧場や花畑園芸公園など、豊かな自然に触れられる環境が広がり、ファミリー世帯におすすめのスポットです。2024年の土地公示価格では福岡市南区の坪単価平均は665,785円。福岡市南区は住宅価格の上昇が続いており土地価格は高めですが、住みやすい人気のエリアといえるでしょう。
参考元:地価公示・地価調査「地価公示 [福岡県] 福岡市南区 (2024年)」>>参考コラム:福岡市で水害や地震のリスクが高いエリアは?注文住宅に必要な耐震性なども紹介
糟屋郡粕屋町
糟屋郡粕屋町はJRやバスの利便性が高く、福岡市の都心エリアまで約20分程度の距離とアクセスが良い街。福岡市のベッドタウンとして、近年人気が高まっているエリアで、再開発が進んでいます。町内には5,300台の無料駐車場を完備した大型商業施設イオンモール福岡があり、その他の商業施設も多く点在しています。2024年の土地公示価格で糟屋郡粕屋町の坪単価平均は295,315円です。福岡市内と比べ土地価格がぐっと抑えられるため、平屋を建てたい方におすすめです。
参考元:地価公示・地価調査「地価公示 [福岡県] 糟屋郡粕屋町 (2024年)」
糟屋郡須恵町
糟屋郡須恵町は、福岡市の東部に隣接した人口約2万9千人の町(2024年5月現在)。都心部にも近く、JRで博多駅までは約30分とアクセスも良い街です。また福岡市周辺地域の中でも土地価格が割安なため、福岡市内に通勤するファミリー世帯を中心に人気があります。人口や世帯数がゆるやかな増加傾向にあり、戸建て住宅を建てる方も多いようです。
2024年の土地公示価格における糟屋郡粕屋町の坪単価平均は227,933円。土地価格を抑え、広めの土地に平屋を建てたい方には特におすすめのエリアといえるでしょう。
参考元:地価公示・地価調査「地価公示 [福岡県] 糟屋郡須恵町 (2024年)」>>参考コラム:福岡県糟屋郡の水害・地震リスクは?注文住宅の耐震など災害対策を解説!
福岡市・糟屋郡での平屋の建築ならR+house福岡東にお任せください
R+house福岡東は、HEAT20 と呼ばれる規格のG2グレードの高い断熱性に加え、C値0.5以下の高気密性、耐震等級3を標準としています。福岡の蒸し暑い夏や海風が寒気を運ぶ冬でも快適に暮らせる、高性能な平屋を建ててみませんか。またデザインや設計は建築家が手掛けるので、おしゃれでありながら徹底的なコストダウンで手の届く価格を実現しています。福岡市・糟屋郡で家づくりをしたい方はR+house福岡東まで、是非お気軽にお問い合わせください。