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耐震とは?地震に強い家の特徴や福岡市周辺の災害情報もチェック

家づくりノウハウ
公開日:2024.04.25
最終更新日:2024.08.20
R+house福岡東の家づくり写真
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家づくりノウハウ
公開日:2024.04.25
最終更新日:2024.08.20

耐震とは?地震に強い家の特徴や福岡市周辺の災害情報もチェック

耐震
日本では近年、震度5以上の地震が頻発し、大きな被害を受けているのが現状です。地震大国の日本で安心して暮らせる家を建てるには、どのようなことに注意したらいいのか、気になる方も多いでしょう。
今回は、地震に備える家づくりを考えるうえで重要な「耐震」について解説します。耐震性能を高める工法や構造の紹介に加え、福岡市や糟屋郡エリアの災害情報も盛り込みました。内容を参考に、地震に強いマイホームを建てて、安心できる生活を手に入れましょう。
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目 次

住宅の耐震工法・免震工法・制震工法とは?

耐震建築・制震建築・免震建築の解説付きイラスト
家の地震対策には「耐震」「制震」「免震」の工法があります。それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

耐震工法

建物自体の強度を上げて地震に備える方法が、耐震工法です。具体的には、壁に筋交いや構造用合板を入れたり、金物で部材の接合部分を補強したりといった方法で建物の強化を図ります。
免震や制震と比べると、耐震工法は建築コストが安く、工期が短いところがメリットです。一方で、繰り返しの揺れに弱い点がデメリット。揺れを吸収する制震や免震の仕組みとは異なり、耐震は地震のエネルギーを直接受けるため、繰り返しの揺れを受けると部材の損傷が大きくなるのです。そのため大規模な地震が発生した後は、点検やメンテナンスを実施するのが望ましいでしょう。

制震工法

制震工法は、地震の振動を吸収する仕組みを建物内部に施し、揺れを小さくする構造です。ダンパーや重りなどの制震装置を用いて地震の揺れを吸収することで、建物の倒壊や損傷を防ぐ効果が見込めます。
また、制震工法は地震以外にも台風や強風の揺れにも強く、メンテナンスが簡単です。しかし、地盤の影響を受けやすいデメリットがあり、軟弱な土地に制震工法の家を建築しても効果が充分発揮されない可能性が否定できません。

免震工法

免震工法では、免震装置を建物と基礎の間に設置して地震の揺れを逃がします。建物と基礎と地盤が力学的に切り離されているうえに免震装置が地震のエネルギーを吸収するため、耐震や制震より揺れが軽減されます。家具の転倒やものの落下も防げるでしょう。ただし、導入費用やランニングコストは耐震や制震に比べ高く、定期点検やメンテナンスも必要です。
>>福岡市・糟屋郡周辺の注文住宅・工務店ならR+house福岡東

戸建て住宅の地震対策は耐震が重要

ポイント・重要のハンドサイン
地震が多い日本では、建物が倒れないよう揺れへの対策が欠かせません。一般的な戸建て住宅の場合、地震対策に耐震工法を用いるのがメジャーです。ここからは、耐震が低い家のリスクや耐震等級について解説します。

耐震が低い家のリスク

耐震性能が低い家は、地震による建物の崩壊や損傷などのリスクが高まります。1995年に発生した阪神・淡路大震災では、亡くなられた方の死因のほとんどが、家具や建物の下敷きになった圧迫死という報告もあります。2024年の能登半島地震では、多くの家屋やビルが倒壊しました。被害に遭ったのは、新耐震基準が採用される以前の旧耐震基準の建物であったと指摘されています。命を守るためにも住宅の耐震性を高めておく必要があります。

参考元:内閣府「防災情報【阪神・淡路大震災教訓情報資料集 人的被害】」

耐震性能には等級がある

耐震等級は、建物の耐震性能を表す数値です。倒壊や大規模な修復工事が必要になるほどの損傷の生じにくさを1~3の階級で区分されています。数字が大きくなるほど、強度が高いことを表します。
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耐震等級



構造躯体の倒壊や崩壊のしにくさ



構造躯体の損傷の生じにくさ



3


数百年に一度程度起こる地震の1.5倍の力が加わっても、倒壊・崩壊しない



数十年に一度程度発こる地震の1.5倍の力が加わっても損傷しない



2


数百年に一度程度起こる地震の1.25倍の力が加わっても、倒壊・崩壊しない



数十年に一度程度発こる地震の1.25倍のが加わっても損傷しない



1


数百年に一度程度起こる地震の力が加わっても、倒壊・崩壊しない



数十年に一度程度起こる地震の力が加わっても、損傷しない


建築基準法では「耐震等級1」を最低限の耐震性能として定めていますが、より安全性を高めるには耐震等級2以上を確保するに越したことはないでしょう。
R+house福岡東の家は耐震等級3を標準仕様とし、地震に強い家づくりに自信があります。

参考元:国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度ガイド」 

耐震性能と建物構造の関係

木造・鉄骨・鉄筋コンクリートのアイソメトリックイラスト
耐震性能は建物の「構造」にも大きく影響を受けます。建物の構造の種類は、主に木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造があります。それぞれの特徴を、耐震性能の観点を交えて把握していきましょう。

木造の仕組みと耐震性能

建物の骨組みが木材でできている構造です。材料を加工しやすく、デザインに制限がないのが特徴です。木造にも種類があり、「木造軸組構造」と「木造枠組壁構造(2×4)」があります。

鉄骨造の仕組みと耐震性能

鉄骨造は、鋼製の柱や梁を使用し、骨組みをつくる構造です。同じ太さの木材と比較すると高強度なのがメリットです。

鉄筋コンクリート造の仕組みと耐震性能

柱や梁、壁などに鉄筋とコンクリートが一体となった構造材を使用して建築するのが、鉄筋コンクリート造です。耐火性や遮音性に優れており、「ラーメン構造」および「壁式構造」があります。
>>福岡市・糟屋郡周辺の注文住宅・工務店ならR+house福岡東

地震に強い家の特徴も知っておこう

中央の窓が印象的な平屋
構造や工法によって、住宅の地震に対する強度が異なることを説明しました。地震に強い家には、構造や工法以外にも共通する特徴があります。

構造がシンプルな家

地震に強い家の特徴のひとつは、シンプルな構造であることです。家の形状が正方形に近いほど、4面の壁で衝撃をバランスよく受けられるため、耐震性が高くなります。一方、L字やコの字の家は、地震で壁や柱にかかる負荷に差が生じ、倒壊するリスクが上がります。

平屋

建物は階数が増すほど地震の影響を受けてしまい、より揺れが大きくなりかねません。その点、上層階がない平屋は地震に強いといえます。また、平屋は風にさらされる面積が少ないことから、地震だけでなく台風対策にも有効です。
ただし、間取りやデザインによって耐震性に差が生じることを念頭に置きましょう。大きい窓や広い部屋を取り入れる場合、壁と柱の面積が減り、家を支える力が低下する可能性があります。

固い地盤の土地に建つ家

家を建てる際に重要視したいポイントが、地盤の強さです。地盤が緩い土地は、地震の影響を受けやすく、揺れが助長される可能性があります。そのため、家屋の倒壊や沈下のリスクが懸念されます。
地震に備えるマイホームを考える際は、揺れに強い家づくりにプラスして、地盤の強度が高い土地を選ぶことが必要です。
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地震に強い家に欠かせない構造設計

家と設計図、構造設計
地震に強い家かを判断する方法として「構造設計」の安全確認があります。安全が確保されている構造設計かどうかを「性能表示計算」「許容応力度計算」などを用いて、多角的視点から割り出すのです。関連する計算は、主に3種類あります。

壁量計算

地震や台風などで加わる力の影響で、建物が倒れない壁の量を満たしているかを計算します。構造の安全性を確認する方法の中では、最も簡易的な計算です。木造2階建て以下、かつ500㎡以下の住宅は、壁量計算で建築基準法を満たすことができます。

性能表示計算

性能表示計算は、壁量計算にプラスして床や屋根の強さ、横架材の接合部の強さなどを調査する計算方法です。耐震等級2以上の確保が可能で、長期優良住宅認定には必要になります。

許容応力度計算

建物自体の重さや地震などによって加わる力を想定し、部材の内部に生じる抵抗力を計算するのが許容応力度計算です。壁量計算や性能表示計算より、詳しく計算するため高い安全性の確保が可能です。
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福岡市や糟屋郡の地震災害リスク

災害後の街のジオラマ風景のイメージ
ここからは、福岡市や糟屋郡の過去の地震災害や今後のリスクを確認していきましょう。

福岡市で起きた過去の地震災害と今後のリスク

福岡市は全長55kmにわたる警固断層帯上に位置しています。2005年に最大震度6弱を観測した福岡県西方沖地震が発生し、1,000人以上の負傷者と、450棟を超える住宅が全半壊する大きな被害を受けました。警固断層帯では将来的にも大規模な地震が発生する可能性が指摘されています。その際の最大予想震度は6強となっています。

参考元:福岡市「地震|福岡市総合ハザードマップ」
参考元:福岡市Webまっぷ「揺れやすさマップ」

>>福岡市に水害リスクはある?注文住宅におすすめのエリアなど詳しくはこちら

糟屋郡で起きた過去の地震災害と今後のリスク

糟屋郡一帯は宇美断層帯や西山断層帯、警固断層帯の影響を受けるエリアです。福岡県西方沖地震では、糟屋郡粕屋町や新宮町などで震度5強を観測しました。今後も宇美断層帯などで大きな地震が発生すると予想されており、想定震度は6弱から6強とされています。「耐震性が低い鉄筋コンクリート造建物の倒壊レベル」の揺れに備える必要があります。

参考元:地震調査研究推進本部「宇美断層」
参考元:内閣府 防災情報のページ「福岡県西方沖を震源とする地震について」
参考元:志免町「地震揺れやすさマップ」

>>糟屋郡の水害リスクは?注文住宅におすすめのエリアなど詳しくはこちら
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福岡市周辺で耐震性能の高い家を建てるならR+house福岡東へ

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住宅の耐震性を高めるには、工法や構造など、さまざまな観点から考慮する必要があります。大きな地震による建物の倒壊や破損を防止するため、耐震性能の強化を図り、マイホーム計画を進めましょう。
R+house福岡東は、耐震等級3を確保した高耐震の家づくりをしています。揺れに強い木造軸組工法を採用し、地震に備えます。さらに、基盤工事にはトンネルや高速道路に使用されるコンクリート・鉄筋を使用。基礎から丈夫な家をつくり上げる技術も強みです。福岡市周辺で高耐震性能の家をお考えの際は、R+house福岡東へお声がけください。
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