表の金利から、給与振り込みまたは年金振込を全額してした場合-0.1%、長期優良住宅、ZEH住宅、建物状況調査実施済の物件、もしくはひとり親家庭の場合はさらに-0.05%など、所定の条件を満たす場合は金利が優遇されます。
参考元:福岡信用金庫「住宅ローン」
借入金額と返済額のイメージ
住宅ローンを利用する際、いくらの借入で毎月の支払額や利息がどの程度になるのか、わかりにくいかもしれません。そこで西日本シティ銀行の変動金利型と固定金利型を使用した場合のケースを試算してみました。実際の借入のイメージをつかんでみましょう。
西日本シティ銀行の住宅ローン・変動金利型を使用した場合
NBC建築名人の変動金利型の保証料一括タイプの場合、金利は0.775%です。借入金額3,500万円、借入年数35年、元利均等返済のボーナス払いナシの場合の毎月の支払額は95,172円、支払総額約4,000万円です。ただし変動金利型は一定期間ごとに経済状況に応じた金利の変動があるため、支払額は変動した金利に対する利息によって大きく変わる可能性があります。
西日本シティ銀行の住宅ローン・固定金利型を使用した場合
NCB建築名人の固定金利型で35年固定の場合、金利は2.30%です。借入金額3,500万円、借入年数35年、元利均等返済のボーナス払いナシで毎月の支払額は、12万1,402円、支払総額約5,100万円です。固定金利は、当初変動金利に比べ支払う利息が大きく見えますが、定めた期間中ずっと金利が変わらないため、金利上昇リスクに備えることができます。
参考元:西日本シティ銀行「NCB建築名人(住宅ローン(新築・購入))」
どこまでローンに含められるの?
住宅ローンを利用する場合、かかる費用のどこまでが住宅ローンに含められるか気になるところでしょう。結論からいうと、土地取得費、本体工事費に加え、外構や太陽光発電の設置などの別途工事費、さらに設計管理費やオプション費用、契約等に必要な諸費用は住宅ローンに含めることが可能です。また、住宅ローンは頭金なしでも契約することができます。しかし、総額を住宅ローンで賄うと高額になることから、購入金額の15~20%を頭金として用意するとよいといわれています。
通常住宅ローンに含めることができないのは、税金や家具・家電、引っ越し代金など、住宅購入に付随してかかる費用です。ただし、一部の銀行の住宅ローンにおいて、家具・家電費用や引っ越し費用を住宅ローンに含むことができる場合があります。福岡銀行のプレミアム住宅ローンでは、住宅購入を伴う諸費用を含めた金額を上限に借入ができ、家具・家電であれば最大300万円までが住宅ローンに組み入れ可能です。詳しくは各金融機関に問い合わせて相談してみるといいでしょう。
団体信用生命保険とは?
住宅ローンを借りる際、融資の条件とされている場合が多い団体信用生命保険。通称団信と呼ばれるこの保険は、住宅ローン返済中に、契約者が死亡したり、重度障害状態になったりした場合ローン残高をゼロにするものです。
団信の保障は契約したプランによって異なります。西日本シティ銀行には金利を上乗せすることで、死亡・所定の高度障害状態に加え、がんと診断確定された場合や、指定された病気が原因で180日以上継続入院した場合も住宅ローン残高をゼロにするものを用意しています。それぞれの金融機関に多彩なプランがあるため、利便性に応じて選んでみましょう。
参考元:西日本シティ銀行「11疾病保障入院プラスα」
ローンを組むための手順は?
ここからは実際に住宅ローンを利用するための手順をご紹介します。まずは物件の情報収集や見学を経て物件や住宅建築や購入の契約を進めます。並行して各金融機関の住宅ローンの情報収集や相談を進めるといいでしょう。
物件が決定すると同時に以下の流れに沿って住宅ローン契約を進めます。
1.事前審査(仮審査)
事前審査は本審査申込前の、簡易的な審査のこと。金融機関に情報を提出して住宅ローン契約ができそうか判断してもらえます。住宅ローンの事前審査の結果次第では、物件の契約を進めることができません。まずは所定の書類をそろえて申請をしましょう。
2.事前審査の承認
事前審査は申込から、3日~1週間程度で結果が出るといわれています。事前審査が承認されたら、物件の契約を行いましょう。
3.本審査(正式審査)
次に事前審査よりも詳しい、本審査が行われます。本審査では購入物件の詳細情報や契約内容、または団信に加入するために健康状態の申告も必要です。審査期間は事前審査よりも長く1~2週間程度かかる場合があります。
4.本審査の承認
本審査にかかる時間は、事前審査よりも長く1~2週間程度といわれています。
5.契約手続き
本審査が承認された場合、次にするべきなのは金融機関と金銭消費賃借契約の締結です。土地や建物をローンの担保とするため抵当権設定を行い、保証会社に金融機関の債務保証を委託する保証委託契約も行います。
抵当権設定には司法書士、団信には生命保険会社など、さまざまな関係者との間で契約が交わされるため、契約について不安がある場合は、その都度担当者に確認しましょう。
6.融資実行
契約が滞りなく済み、契約書類に不備がなければ指定日に融資実行され、申込者本人の口座に資金が振り込まれます。融資が実行された翌月、翌々月には返済が始まることも留意しておきましょう。
ローンを組む際の注意点
住宅ローンは多くの人が住宅を建てるために必要ですが、中には注意すべき点もあります。ここからはローンを組む際の注意点を解説しましょう。
金利の安さだけで決めない
住宅ローンは、金利が安く月々の返済額が抑えられることから、変動金利を選択する人が多く見受けられます。ただし、変動金利は経済の動向次第で上がるリスクがあり、注意が必要です。特に自分ができるギリギリの返済額を設定しているケースでは、金利上昇によって住宅ローンが支払えなくなることもあります。住宅ローンは金利が上昇した場合も想定した返済計画を立て、自分の状況と合わせて借りるプランを決めましょう。
ボーナス返済をどうする?
住宅ローンを設定する際、ボーナスを併用した返済計画を立てると月々の返済額は減り、返済がとても楽に感じられるでしょう。しかしボーナスはあくまで賞与であり、必ず支給されると約束されたものではありません。会社の業績が悪化した場合は、ボーナス支給額が大幅に減ったり、ボーナス支給そのものがなくなったりする場合も。ボーナス返済を利用する際は、ボーナスがこれからも安定して支給されそうかどうか、万が一減額や支給されなかった場合も対処できそうかどうかを考えて利用しましょう。
借入は無理のない範囲で行う
一般的に金融機関が設定している返済負担率は、年収の30~35%です。しかし、無理のない返済を考えるのであれば、額面収入でなく手取り収入で計算するのがおすすめです。その場合、返済負担率を25%以下にするのが良いでしょう。
借入金額は月々の収入からローン返済額を差し引いた金額で、生活ができるかどうかもよく考えておきましょう。無理なく借りられる範囲を明確にしておくことが大切です。
ライフプランに応じた返済を考える
住宅ローン返済額を多くしてしまい、後から支払いに困ることがないように、あらかじめ自分のライフプランを考えておきましょう。子どもの人数や子育てにかかる費用、教育費、両親や家族の介護など、家族が増えるのか、かかる費用はどのくらいかも予想してみましょう。
また、退職のタイミングや退職後のキャリアや暮らしをどうしたいかも考えておくのがおすすめです。転職したい、起業したいといった場合は、さらに慎重に返済計画を立てた方がいいかもしれません。人生のどのタイミングでお金がかかるかがわかれば、返済の計画も立てやすいでしょう。ぜひ住宅ローンを利用する前に、自分のライフプランを考えてみてください。
専門家の知恵を借りる
住宅ローン契約は、銀行や工務店、ハウスメーカーの担当者と共に進めます。わからないこと、不安なことがあればその都度担当者に説明をしてもらい、納得したうえで契約を結びましょう。
>>福岡市で受けられる住宅関連の補助金は?詳しくはこちら>>糟屋郡で受けられる住宅関連の補助金は?詳しくはこちら
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