まずは、福岡市と糟屋郡の特徴や住みやすさをチェックしてみましょう。

総務省が行った令和2年国勢調査の結果、政令指定都市の中で人口増加率と増加数がともに1位であった福岡市。日常生活に必要な行政機関や商業地、企業などがコンパクトにまとまっているところが大きな特徴です。また、東京と比べて土地価格が安いことも魅力のひとつ。路線バスや地下鉄などの公共交通機関、7つの国道が整備されていることによって通勤・通学の利便性も高くなっています。福岡空港から飛行機を利用すると、中国・上海や東京へは90分でアクセス可能です。九州新幹線や高速バスが行き交う場所でもあるため、九州各地や関西、関東方面への移動もしやすくなっています。
博多区や中央区・天神には福岡PARCOや新天町商店街、天神地下街、キャナルシティ博多など多くの商業施設が点在。福岡ソフトバンクホークスの拠点として知られる、みずほPayPayドーム福岡も福岡市にあります。
さらに、博多湾と脊振山（せふりさん）や片縄山（かたなわやま）などの山々に囲まれているところも福岡市の特徴。通勤・通学やショッピングの利便性が良いだけでなく、豊かな自然環境の中で暮らせるところが福岡市の魅力といえるでしょう。

参考元：福岡市｜令和2年国勢調査人口等基本集計結果概要（福岡市）

福岡市の東側に位置している糟屋郡は、福岡市へのアクセスの良さと豊かな自然を兼ね備えている地域です。福岡市と比べて土地価格が安いところも魅力のひとつ。家を建てる地域として選ばれやすくなっています。
また、子育てしやすい環境が整っていることも住みやすさの要因です。子育て支援事業を行う施設が5つある糟屋町、子育ての援助活動をしている団体がある志免町を中心として子育て世代が暮らしやすいような工夫がされています。都会に近い場所にありながら、自然の中でのびのびと子育てしたい方から人気を集めているエリアです。

続いて、福岡市と糟屋郡における公共交通機関の利便性をチェックしてみましょう。

福岡市内では、福岡市営地下鉄・市営渡船、JR九州、西鉄バス・西鉄電車、昭和バスなどの公共交通機関を利用できます。
海の中道公園や福岡アイランドシティがある東区から中央区・博多区へのアクセスは、JR鹿児島本線やJR香椎線、西鉄貝塚線が便利です。JR香椎駅からJR博多駅までは、約11分で到着します。博多湾の海沿いに位置している西区・JR九大学研都市駅からJR博多駅へは、JR筑肥線と地下鉄空港線を利用して約30分でアクセス可能。そのほか、中央区や博多区、城南区、南区内には地下鉄や西鉄電車など多くの公共交通機関があるため、通勤・通学もしやすいでしょう。

参考元：福岡市｜福岡エリア公共交通ガイド

糟屋郡には、JR福北ゆたか線とJR香椎線が通っています。糟屋郡の中心に位置しているJR篠栗駅からJR博多駅へは、約19分でアクセス可能。博多区や中央区とは少し距離が離れていますが、公共交通機関を利用することで福岡市内の勤務先へもスムーズに通勤できるでしょう。

福岡市と糟屋郡における車の利便性も確認しておきましょう。

福岡市内には、市内を環状に巡るように福岡都市高速道路が通っています。西区や福岡市の西側に位置している糸島市へは、西九州自動車道が利用可能です。
福岡市南部の山側に位置している早良区へは、国道263号線を利用できます。早良区の中心地あたりの場所にある福岡市立早良小学校からJR博多駅へは国道263号線と福岡都市高速道路を利用して40分前後で到着可能です。
そのほか、福岡市内には国道263号線を含めて7つの国道があります。高速道路と国道が十分に整備されている福岡市では、車での市内外への移動や通勤もスムーズに行えるでしょう。

糟屋郡には、地域を縦断するように九州縦貫自動車道が通っています。福岡インターチェンジからJR博多駅へは、福岡高速4号粕屋線を利用して約17分でアクセス可能。
糟屋郡の東側の山に面している篠栗町へは、国道201号線が便利です。篠栗町役場からJR博多駅へは国道201号線と福岡東バイパスを利用して30分程度で到着します。高速道路と国道を利用することで、福岡市の中心地へも不便なく通勤できるでしょう。

駅周辺や国道沿いは交通の利便性が高く、通勤・通学しやすい地域です。ただし、家を建てるときには2つの注意点があります。
駅周辺や国道沿いに家を建てるときに気をつけたい2つの注意点について詳しく解説しましょう。

駅周辺や国道沿いでは、電車や車の走行音やエンジン音による騒音被害を受ける可能性があります。また、家の前を大きなトラックが通行したときには振動による不快感が生じることもあります。
駅周辺や国道沿いに家を建てるときには、騒音・振動がどの程度あるのか十分に確認し、影響を最小限にとどめられるよう、あらかじめ対策しておく必要があるでしょう。

駅周辺や国道沿いなどの人通りが多い場所では、プライバシーを確保しにくくなります。家を建てるときには、プライバシーを十分に確保できるよう構造や間取りに工夫が必要です。
また、電車や車の走行音が大きい場所では窓ガラスを割っても気づかれにくいため、泥棒に狙われやすくなります。駅や国道が近くにあることで、見つかっても逃げやすい環境が整っているのです。駅周辺や国道沿いに家を建てるなら、セキュリティ面も強化することをおすすめします。

駅周辺や国道沿いに家を建てるなら、しっかりとした防音・セキュリティ対策が必要です。
家づくりでできるそれぞれの具体的な対策法をご紹介します。

防音対策には、内装や外壁にグラスウールやアルミといった防音性能の高い素材を使用することをおすすめします。振動が気になる場合には、床に低音を吸収しやすいロックウールを使用すると良いでしょう。周辺の騒音状況を踏まえて、適切な素材を選ぶことが大切です。

プライバシーを確保したうえで解放感のある家にしたいなら、縦長の窓を複数設ける、大きな窓の周りに目隠しする柵を設置するといった方法がおすすめです。日光を十分に取り込みながら、国道や駅周辺を通る人からの目線を遮断できます。
セキュリティ面を強化するためには、屋外照明を設置する、窓に強化ガラスや複層ガラスを採用するなどの方法が有効です。また、死角となる場所には雨戸やシャッターを設置することでより安全性を強化できます。

R+house福岡東は、建物のデザインを建築家と相談しながら決められるところが大きな特徴です。立地を考慮した適切な防音・セキュリティ対策を講じたうえで、唯一無二のマイホームを実現します。

福岡市や糟屋郡で注文住宅を建てるときにおすすめの2つのエリアをご紹介しましょう。

福岡市中央区と博多区、城南区に隣接している南区は、都会と郊外の魅力をどちらも感じられる人気エリアです。高宮駅から西鉄天神大牟田線を利用すれば、わずか6分程度で西鉄福岡（天神）駅に到着します。福岡都市高速道路を挟んだ南側のエリアには、野多目大池をはじめとしたため池、花畑園芸公園や柏原公園などの憩いの場が複数点在。油山には、油山牧場や福岡市内の夜景を眺められる油山片江展望台もあります。天神・博多エリアへの通勤しやすさと子どもが遊びやすい環境を求める子育て世帯におすすめの地域です。

糟屋郡の東南部に位置している須惠町は、2006年に九州自動車道の須惠スマートインターチェンジが本格的に運用されはじめてから、急速に人口が増加した地域です。JR博多駅へは車を利用して約25分でアクセス可能。福岡市内の勤務先へも通勤しやすくなっています。福岡市内と比べて土地価格が安く、春にはツツジの花が咲き誇るスポットとして知られる皿山公園をはじめとした豊かな自然環境があるといった点から、家を建てる地域として人気を集めているエリアです。

参考元：土地代データ｜福岡市の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価
参考元：土地代データ｜須恵町の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価

＞＞参考コラム：福岡市の土地探し｜土地価格推移やおすすめエリアの売買事例を解説
＞＞参考コラム：福岡県糟屋郡の土地相場は？今後の推移や注文住宅を建てる際の土地探しのコツも紹介

福岡市・糟屋郡の住みやすさと交通の利便性、注文住宅におすすめのエリアをご紹介しました。福岡市中心部への交通の利便性が高く、豊かな自然環境もある福岡市周辺の地域は、勤務先への通勤しやすさと子育てしやすい環境を求める方におすすめです。
福岡市内や糟屋郡で注文住宅を検討されている方は、建築家と相談しながら理想の家づくりができるR+house福岡東へお気軽にお問い合わせください。